キハ45系
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◆キハ23
 キハ23 1〜33
501〜521(寒地向け)
 キハ45形に続いて製造された両運転台形の近郊形気動車で、1966〜1969(昭和41〜44)年に一般形33両、寒地向け21両、合計54両が製造された。
 キハ23 1〜33は一般形として製造されたグループで、1966〜1969(昭和41〜44)年に日本車輌、新潟鉄工所、富士重工業で33両製造された。キハ45形0番代と同様の車体構造で、室内はセミクロスシートとなっており、出入口は2カ所設けられいる。後位にも運転台が設けられ両運転台となっており、便所も後位に設けられている。機関は180PS(1,500rpm)のDMH17Hを1台搭載し、台車はDT22C(TR51B)を使用している。広島地区を中心に全国で使用されたが、現在は山口に8両が在籍するのみである。

 キハ23 501〜521は寒地向けに製造されたグループで、1967〜1969(昭和42〜44)年に富士重工業、日本車輌、新潟鉄工所で21両製造された。車体構造はキハ23形0番代を基本としているが、床下機器カバーが取り付けられ、温水管による機器類の保温対策などが施されている。主に東北、山陰地区に新製配置され使用されたが、現在は小牛田に4両、山口に1両が在籍するのみである。

キハ23 2
キハ23 2(広コリ
小郡運転区、1990年 2月11日

 <車両履歴>
  キハ23 2 (1967年/新製)
キハ23 505
キハ23 505(仙ココ
小牛田運輸区、1991年11月 1日

 <車両履歴>
  キハ23 505 (1967年/新製)
    
   −−−  (1999年/廃車)



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◆キハ24
 キハ24 1〜10(北海道向け)
SORRY 準備中につき、暫くお待ち下さい。



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◆キハ45
 キハ45 1〜74
501〜522(寒地向け)
601, 602(簡易郵便荷物車)
 両運転台形キハ23形の片運転台形として製造された近郊形気動車で、1966〜1969(昭和41〜44)年に一般形74両、寒地向け22両、簡易郵便荷物車2両、合計98両が製造された。
 キハ45 1〜74は一般形として製造されたグループで、1966〜1969(昭和41〜44)年に日本車輌、新潟鉄工所、富士重工業で74両製造された。キハ23形0番代と同様の車体構造で、室内はセミクロスシートとなっており、出入口は2カ所設けられいる。後位には便所が設けられている。機関は180PS(1,500rpm)のDMH17Hを1台搭載し、台車はDT22C(TR51B)を使用している。広島地区を中心に全国で使用されたが、1995(平成7)年までに全車廃車となり形式消滅した。

 キハ45 501〜522は寒地向けに製造されたグループで、1967〜1969(昭和42〜44)年に富士重工業、日本車輌、新潟鉄工所で22両製造された。車体構造はキハ45形0番代を基本としているが、床下機器カバーが取り付けられ、温水管による機器類の保温対策などが施されている。主に東北、山陰地区に新製配置され使用されたが、1994(平成6)年までに全車廃車となり区分消滅した。

 キハ45 601,602は簡易郵便荷物車として製造されたグループで、1969(昭和44)年に富士重工業で2両製造された。車体構造はキハ45形0番代を基本としているが、客室中央部にアコーディオン式のカーテンが設置され、客室半分をロングシート化して客荷両用の簡易郵便荷物室としている。大分地区に新製配置され JR移行後も使用されたが、1993(平成5)年に2両とも廃車となり区分消滅した。

キハ45  37
キハ45 37(金タオ
高岡駅、1992年 3月29日

 <車両履歴>
  キハ45 37 (1967年/新製)
    
   −−− (1993年/廃車)
キハ45  520
キハ45 520(仙ココ
小牛田運輸区、1991年11月 4日

 <車両履歴>
  キハ45 520 (1969年/新製)
    
   −−−  (1992年/廃車)
キハ45 601
キハ45 601(分オイ
大分駅、1990年 2月 8日

 <車両履歴>
  キハ45 601 (1969年/新製)
    
   −−−  (1993年/廃車)



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◆キハ46
 キハ46 1〜6(北海道向け)
 片運転台形キハ45形を基本に北海道向けとして製造された近郊形気動車で、1966(昭和41)年に富士重工業で6両製造された。基本設計はキハ45形と共通であるが、北海道向けのため客室と出入台を仕切ったデッキ式でキハ22形に準じた車体構造となっている。耐寒耐雪構造のため客窓は一段上昇式の二重窓となっており、各種機器類には温水管やヒーターを設けるなどの凍結対策が施されている。機関は180PS(1,500rpm)のDMH17Hを1台搭載し、台車はDT22C(TR51B)を使用している。主に苗穂に配置され札幌地区を中心に北海道内で使用されたが、1992(平成4)年までに全車廃車となり形式消滅した。

キハ46 1
キハ46 1(札ナホ
岩見沢駅、1987年 8月28日

 <車両履歴>
  キハ46 1 (1966年/新製)
    
   −−− (1992年/廃車)



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◆キハ53
 キハ53 1〜9
101, 102(長大編成対応車)
201, 202(旧キハ58)
501〜510(旧キハ56、北海道向け)
1001〜1003(旧キハ58、便所なし)
 両運転台形キハ23形の高出力形として製造された近郊形気動車で、1967〜1969(昭和42〜44)年に一般形9両、長大編成対応車2両、合計11両が製造された。その後、1986〜1988(昭和61〜63)年に急行形キハ58系を種車に両運転台化した15両がキハ53形に改造編入されている。
 キハ53 1〜9は一般形として製造されたグループで、1967〜1969(昭和42〜44)年に新潟鉄工所で9両製造された。キハ23形0番代と同様の車体構造で、後位にも運転台が設けられ両運転台となっているが、機関(DMH17H〈180PS/1,500rpm〉)は2台搭載されている。後位に便所が設けられているが、床下に余裕がないため 便所用水タンクは室内の一端に設置されている。台車はDT22Cを使用している。七尾、亀山、大分に新製配置され 勾配線区などで使用されたが、現在は2両が小浜鉄道部に在籍するのみである。

 キハ53 101,102は長大編成対応車として製造されたグループで、1968(昭和43)年に新潟鉄工所で2両製造された。車体構造はキハ53形0番代を基本としているが、ブレーキ引通し回路の追加、ブレーキ制御機器、電磁ブレーキ用遮断機の取り付けなどが施されている。鹿児島に新製配置され 肥薩線、山野線を中心に使用されたが、1993(平成5)年に2両とも廃車となり区分消滅した。

 キハ53 201,202はキハ58形を両運転台化改造しキハ53形に編入したグループで、1987(昭和62)年に土崎工で2両改造された。改造では後位出入台、便所、洗面所を撤去し、キハ56形またはキハ27形の先頭部(廃車発生品)を接合して、さらに便所、水タンク(室内取り付け)を新設している。機関はDMH17H(180PS/1,500rpm)を2台搭載し、台車はDT22Aを使用している。小牛田に配置されたが、現在は1両が会津若松に在籍するのみである。

 キハ53 501〜510はキハ56形0番代または100番代を両運転台化改造しキハ53形に編入したグループで、1986(昭和61)年に苗穂工または釧路、五稜郭車両センターで10両改造された。改造では後位出入台、便所、洗面所を撤去し、キハ56形またはキハ27形の先頭部(廃車発生品)を接合して、さらに便所、水タンク(室内取り付け)を新設している。機関はDMH17H(180PS/1,500rpm)を2台搭載し、台車はDT22Cを使用している。北海道ローカル線の車両改善のため主に旭川、釧路地区で使用され、JR移行後は深名線や札沼線(石狩当別〜新十津川)などで使用されたが、1996(平成8)年に廃車となり区分消滅した。

 キハ53 1001〜1003は七尾線用としてキハ58形を両運転台化改造しキハ53形に編入したグループで、1987〜1988(昭和62〜63)年に松任工で3両改造された。改造では後位出入台、便所、洗面所を撤去し、キハ58形の先頭部(廃車発生品)を接合している。キハ53形200番代500番代と異なり 便所は設けられていない。種車の関係で冷房付きとなっているが、冷房用電源を取り付けていないため、冷房用電源装置付きのキハ28形などと連結しないと冷房は使用できない。機関はDMH17H(180PS/1,500rpm)を2台搭載し、台車はDT22Aを使用している。七尾に配置され七尾線で使用され、七尾線電化後は富山へ転属し高山線(富山〜猪谷)などで使用されたが、現在は3両とも高岡鉄道部に在籍する。

キハ53 7
キハ53 7(米ヨナ
宍道駅、1990年 1月 6日

 <車両履歴>
  キハ53 7 (1967年/新製)
    
   −−− (1995年/廃車)
キハ53 202
キハ53 202(仙ココ
小牛田運輸区、1991年11月 1日

 <車両履歴>
  キハ58 742 (1966年/新製)
    ↓
  キハ53 202 (1987年/改造)
    
   −−−  (1999年/廃車)
キハ53 504
キハ53 504(札ナホ
石狩当別駅、1993年 7月28日

 <車両履歴>
  キハ56 40 (1962年/新製)
    │(←先頭部:キハ56 20)
    ↓
  キハ53 504 (1986年/改造)
    
   −−−  (1996年/廃車)
キハ53  1001
キハ53 1001(金トミ
富山運転所、1994年 9月24日

 <車両履歴>
  キハ58 683 (1965年/新製)
    ↓
  キハ53 1001 (1987年/改造)


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