167系	【HOME】

◆モハ166

モハ166-	1〜15

　155・159系直流電車に続いて修学旅行用として登場した急行形167系直流電車の電動車（M'）で、1965〜1966（昭和40〜41）年に汽車製造で15両製造された。モハ164形を基本とした2扉クロスシートとなっているが（定員84名）、出入扉は修学旅行用電車の標準の700mm幅となっており、客室のクロスシートには折り畳み式のテーブルが取り付けられている。主電動機はモハ164形と同じ120kWのMT54となっており、台車は空気バネのDT32Bを使用している。パンタグラフはPS16を搭載しているが、全体が低屋根化されていた155・159系と異なりモハ164形800番代のようにパンタグラフ取り付け部のみが低屋根化されている。製造当初は非冷房で 塗色は黄色5号と赤色3号の修学旅行色であったが、後に冷房化され集中形冷房装置AU72が1台取り付けられ、塗色も165系直流電車と同様の湘南色へ変更された。田町、下関に配置され 関東・中国地区の修学旅行臨（「わかくさ」「わこうど」）や臨時急行「長州」などに使用されたが、山陽新幹線開通後は下関の車両が田町と宮原へ転属し 急行「ごてんば」「ちくま」や修学旅行臨など使用された。その後、「メルヘン」「ハッピーきよさと」用などにアコモ改造が施され波動輸送用などにも使用されたが、2003（平成15）年までに全車廃車となり形式消滅した。

モハ166-1（東チタ） 伊東駅、2002年 3月 2日 　＜車両履歴＞ 　　モハ166-1 （1965年/新製） 　　　　↓ 　　　−−−　（2003年/廃車）

◆モハ167

モハ167-	1〜15

　155・159系直流電車に続いて修学旅行用として登場した急行形167系直流電車の電動車（M）で、1965〜1966（昭和40〜41）年に汽車製造で15両製造された。モハ165形を基本とした2扉クロスシートとなっているが（定員84名）、出入扉は修学旅行用電車の標準の700mm幅となっており、客室のクロスシートには折り畳み式のテーブルが取り付けられている。主電動機はモハ165形と同じ120kWのMT54となっており、主制御器はCS15A、台車は空気バネのDT32Bを使用している。製造当初は非冷房で 塗色は黄色5号と赤色3号の修学旅行色であったが、後に冷房化され分散形冷房装置AU13ENが6台取り付けられ、塗色も165系直流電車と同様の湘南色へ変更された。田町、下関に配置され 関東・中国地区の修学旅行臨（「わかくさ」「わこうど」）や臨時急行「長州」などに使用されたが、山陽新幹線開通後は下関の車両が田町と宮原へ転属し 急行「ごてんば」「ちくま」や修学旅行臨など使用された。その後、「メルヘン」「ハッピーきよさと」用などにアコモ改造が施され波動輸送用などにも使用されたが、2003（平成15）年までに全車廃車となり形式消滅した。

モハ167-1（東チタ） 成田駅、2002年 1月20日 　＜車両履歴＞ 　　モハ167-1 （1965年/新製） 　　　　↓ 　　　−−−　（2003年/廃車）

◆クハ167

クハ167-	1〜22

　155・159系直流電車に続いて修学旅行用として登場した急行形167系直流電車の制御車（Tc）で、1965〜1966（昭和40〜41）年に汽車製造で22両製造された。クハ165形を基本とした2扉クロスシートとなっているが（定員76名）、出入扉は修学旅行用電車の標準の700mm幅となっており、出入台には補助椅子が設置され、客室のクロスシートには折り畳み式のテーブルが取り付けられている。台車はクハ165形と同じ空気バネのTR69Bを使用している。製造当初は非冷房で 塗色は黄色5号と赤色3号の修学旅行色であったが、後に冷房化され分散形冷房装置AU13ENが5台取り付けられ、塗色も165系直流電車と同様の湘南色へ変更された。田町、下関に配置され 関東・中国地区の修学旅行臨（「わかくさ」「わこうど」）や臨時急行「長州」などに使用されたが、山陽新幹線開通後は下関の車両が田町と宮原へ転属し 急行「ごてんば」「ちくま」や修学旅行臨など使用された。その後、「メルヘン」「ハッピーきよさと」用などにアコモ改造が施され波動輸送用などにも使用されたが、2003（平成15）年までに全車廃車となり形式消滅した。

クハ167-1（東チタ） 網代駅、2002年 2月24日 　＜車両履歴＞ 　　クハ167-1 （1965年/新製） 　　　　↓ 　　　−−−　（2003年/廃車）