489系電車 (Part1)
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◆モハ488
 モハ488- 1〜15(AU12付き)
201〜227(AU71A付き)
 上野〜金沢間の急行「白山」の特急電車化とともに登場した489系交直流電車の中間電動車(M')で、1971〜1974(昭和46〜49)年に42両製造された。
 モハ488-1〜15は485系0番代と同時期に登場したグループで、1971〜1972(昭和46〜47)年に東急車輌、近畿車輌で15両製造された。車体構造はモハ484形0番代を基本としており、50/60Hz両用の主変圧器、主整流器などの交流関係機器を装備しているが、信越本線横川〜軽井沢間において補機EF63形との協調運転機能を備えている。冷房装置は屋根上にキノコ形のAU12(2ユニット入り1台と1ユニット入り1台)を搭載し、室内には床置式のAU41を客室両端に3台搭載している。台車はDT32Aを使用しているが、空気バネパンク装置付きとなっている(横軽対策)。当初は向日町に配置され関西〜山陽・北陸間の特急で暫定使用されたが、その後は金沢に転属して 主に上野〜北陸間の特急「白山」「はくたか」や名古屋〜北陸間の特急「しらさぎ」などで使用された。1997(平成9)年の北陸新幹線の開通と同時に特急「白山」が廃止されたため、現在は上野〜金沢間の急行「能登」や北陸地区の特急などに使用されている。

 モハ488-201〜227は485系200番代と同時期に登場したグループで、1972〜1974(昭和47〜49)年に東急車輌、近畿車輌、日立製作所で27両製造された。モハ484形200番代と同様に冷房装置が集中式 AU71Aに変更されており、床置式冷房装置 AU41と業務用室が廃止され、定員は8名増の72名となっている(そのため200番代に区分されている)。1974(昭和49)年以降に製造されたモハ488-216〜227は 座席が回転クロスシート(ベンチシート)から簡易リクライニングシートに変更されている。台車はDT32Eを使用している。金沢に配置され 主に上野〜北陸間の特急「白山」「はくたか」や名古屋〜北陸間の特急「しらさぎ」などで使用され(一部は当初向日町に配置)、1986(昭和61)年に9両が長野第一(後に北長野→長野)に転属し特急「あさま」「そよかぜ」に使用されたが、1997(平成9)年の北陸新幹線の開通と同時に特急「白山」「あさま」が廃止されたため、現在は上野〜金沢間の急行「能登」や北陸地区の特急などに使用されている。

モハ488-10
モハ488-10(金サワ
七尾鉄道部、1994年10月19日

 <車両履歴>
  モハ488-10 (1972年/新製)
    
   −−−  (2002年/廃車)
モハ488-201
モハ488-201(金サワ
富山駅、1992年 3月29日

 <車両履歴>
  モハ488-201 (1972年/新製)
    
   −−−  (2002年/廃車)



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◆モハ489
 モハ489- 1〜15(AU12付き)
16〜42(AU13E付き)
 上野〜金沢間の急行「白山」の特急電車化とともに登場した489系交直流電車の中間電動車(M)で、1971〜1974(昭和46〜49)年に42両製造された。
 モハ489-1〜15は485系0番代と同時期に登場したグループで、1971〜1972(昭和46〜47)年に東急車輌、近畿車輌で15両製造された。車体構造はモハ485形0番代を基本としているが、信越本線横川〜軽井沢間において補機EF63形との協調運転機能を備えている。冷房装置はキノコ形のAU12(2ユニット入り)を3台搭載し、台車は空気バネパンク装置付きのDT32Aを使用している(横軽対策)。当初は向日町に配置され関西〜山陽・北陸間の特急で暫定使用されたが、その後は金沢に転属して 主に上野〜北陸間の特急「白山」「はくたか」や名古屋〜北陸間の特急「しらさぎ」などで使用された。1997(平成9)年の北陸新幹線の開通と同時に特急「白山」が廃止されたため、現在は上野〜金沢間の急行「能登」や北陸地区の特急などに使用されている。

 モハ489-16〜42は485系200番代と同時期に登場したグループで、1972〜1974(昭和47〜49)年に東急車輌、近畿車輌、日立製作所で27両製造された。車体構造はモハ485形0番代後期形(モハ485-97〜206)と同様に冷房装置がAU13E(5台)に変更されており、台車はDT32Eを使用している。1974(昭和49)年以降に製造されたモハ488-31〜42は 座席が回転クロスシート(ベンチシート)から簡易リクライニングシートに変更されている。台車はDT32Eを使用している。金沢に配置され 主に上野〜北陸間の特急「白山」「はくたか」や名古屋〜北陸間の特急「しらさぎ」などで使用され(一部は当初向日町に配置)、1986(昭和61)年に9両が長野第一(後に北長野→長野)に転属し特急「あさま」「そよかぜ」に使用されたが、1997(平成9)年の北陸新幹線の開通と同時に特急「白山」「あさま」が廃止されたため、現在は上野〜金沢間の急行「能登」や北陸地区の特急などに使用されている。

モハ489-11
モハ489-11(金サワ
七尾鉄道部、1994年10月19日

 <車両履歴>
  モハ489-11 (1972年/新製)
    
   −−−  (2002年/廃車)
モハ489-17
モハ489-17(金サワ
富山運転所、1994年 9月24日

 <車両履歴>
  モハ489-17 (1972年/新製)
    
   −−−  (2001年/廃車)



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◆クハ489
 クハ481- 1〜5(ボンネット形)
501〜505(ボンネット形、偶数向き〈横川方〉
201〜205(貫通形)
601〜605(貫通形、偶数向き〈横川方〉
301〜304(非貫通形)
701〜704(非貫通形、偶数向き〈横川方〉
sorry 準備中につき、暫くお待ち下さい。

クハ489-4
クハ489-4(金サワ
七尾鉄道部、1994年10月19日

 <車両履歴>
  クハ489-4 (1972年/新製)
    
   −−− (2002年/廃車)


《参考文献》
 ・鉄道ピクトリアル: 「特集 485・489系特急形電車 (I)」1988-7(No.498) 鉄道図書刊行会
「特集 485・489系特急形電車 (II)」1988-8(No.499)
「特集 485系電車の現状」2001-8(No.705)
 ・鉄道ファン: 「特集:交直流特急電車 PART.1」1978-10(No.210) 交友社
「特集:交直流特急電車 PART.2」1978-11(No.211)
「特集:485系20年」1985-4(No.288)
「特集:485系とその一族」1987-4(No.312)
 ・「国鉄車両形式集6 交流系電車 新幹線・特急編」1987 山と渓谷社
 ・「JR電車ライブラリー2 特急形交直流・交流電車」1994 電気車研究会
 ・「JR車両シリーズ1 485系特急形電車」1995 ジェー・アール・アール
 ・「国鉄特急編成史 電車・気動車編」2000 弘済出版社
 ・「鉄道ナビVol.2 特集 特急電車485系分類大百科」2000 学習研究社
 ・「JR電車編成表」各年版 ジェー・アール・アール
 ・「JR全車輌ハンドブック」各年版 ネコ・パブリッシング

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