荷 物 車 (Part3)
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◆マニ37
 マニ37 1, 2, 2011〜2020(旧スロ60、2000番代は電気暖房付)
3,4, 2005〜2010(旧スロ50、2000番代は電気暖房付)
31, 32(旧スロ51)
61, 2062, 63, 64(旧スロフ53、2000番代は電気暖房付)
101〜103(旧スロネ30)
2150〜2155(旧スハ32、電気暖房付)
2156, 2157(旧スハフ32、電気暖房付)
201〜205(旧マニ37)
 パレットと一般荷物の輸送用として余剰座席車を改造した荷物車で、1967〜1968(昭和42〜43)年に36両改造された。種車により車体形状が異なり、切妻(きのこ)形(スロ60形の改造)、切妻形(スロネ30形、スロ50形の改造)、各部にリベットが残る丸屋根形(スハ32系改造)などバラエティーに富んでいる。マニ36形と同様に後位には便所、車掌室が配置されているが、新聞用A形ボックスパレットを積載するため(積載荷重は14t)、床は鋼板張りに改装され、パレット固定用のロープ掛けが装備されている。初期改造車(マニ37 1〜4)は出入台が後位に1カ所のみであったが、1968(昭和43)年度改造車からは出入台が2カ所に変更されている。外部塗色は青色15号で、台車は全車TR23に統一されている。3両が救援車オエ61形600番代に改造され、1986(昭和61)年までに廃車となり形式消滅した。

形式区分 番 号 種 車 特 徴 両数
0番代 1, 2, 2011〜2020 ← スロ60 切妻屋根(きのこ形)、TR23台車、電気暖房付は+2000
マニ37 1,2は出入台1カ所のみ → 200番代に改造
12
3,4, 2005〜2010 ← スロ50 切妻屋根、TR23台車、電気暖房付は+2000
マニ37 3,4は出入台1カ所のみ → 200番代に改造
8
30番代 31, 32 ← スロ51 スハ43系、切妻屋根、TR23台車 2
60番代 61, 2062, 63, 64 ←スロフ53←スロ53 スハ43系、切妻屋根、
TR23台車、電気暖房付は+2000
4
100番代 101〜103 ← スロネ30 スハ43系、切妻屋根、TR23台車 3
150番代 2150〜2155 ← スハ32 スハ32系、丸屋根、
TR23台車、全車電気暖房付
6
2156, 2157 ← スハフ32 スハ32系、丸屋根、
TR23台車、全車電気暖房付
2
200番代 201〜205 ← マニ37 1〜4,64 切妻屋根(きのこ形)、TR23台車
マニ37 1〜4, 64の出入台を1カ所増設
5

マニ37 2017
マニ37 2017(北オク
大宮操車場跡、1988年12月 4日

 <車両履歴>
  スロ60 22 (1950年/新製)
    ↓
  マニ37 2017(1968年/改造)



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◆カニ37 (カニ29)
 カニ37 1〜5(ダブルルーフ車、旧カニ39500〜39504)
6〜11(ダブルルーフ車、旧カニ39550〜39555)
 カニ29 1〜3(ダブルルーフ車、旧カニ37←カニ39500)
11〜16(ダブルルーフ車、旧カニ37←カニ39550)
21〜23(ダブルルーフ車、旧マハネ29←マロネ37)
 日本初の20m級鋼製荷物車カニ39500形とその増備車カニ39550形を統合した形式で、1927〜1930(昭和2〜5)年に11両製造された。1両が戦災で廃車となり、戦後になって1両が進駐軍に接収されたが接収解除とともに復旧し、さらに戦後進駐軍に接収されたマハネ29形から3両が改造編入された。1959〜1961(昭和34〜36)年に5両が廃車となり、その他の車両も1962〜1964(昭和37〜39)年に救援車スエ38形に改造されたため形式消滅となった。
 カニ37 1〜5は 1927(昭和2)年に川崎重工で5両製造された。車体形状は大形木製客車の外板を鋼製化した構造で、魚腹形台枠を用いた20m車体を有し(窓配置は後のマニ31形と同じ)、車体形状は二重屋根(ダブルルーフ)で側窓は上下が小さくなっている(上下寸法660mm)。積載荷重は14tで、台車はTR72を使用している。当初カニ49900〜49904であったが、1928年(昭和3)年にカニ39500〜39504に改番され、1941年(昭和16)年にカニ37 1〜5に改番された。さらに、1953(昭和28)年に3軸ボギー車の称号改正によりカニ29 1〜3に改番された。

 カニ37 6〜11は 1930(昭和5)年に川崎車輌で6両製造された。窓配置等の車体配置および車体形状はカニ37 1〜5と同じであるが、同時期に製造されたスハ32系などのように側窓の上下寸法が735mmに変更されており、台車はTR75を使用している。製造当初はカニ39550〜39555という車号であったが、1941年(昭和16)年にカニ37 6〜11に改番され、1953(昭和28)年には3軸ボギー車の称号改正によりカニ29 11〜16に改番された。

 カニ29 21〜23は 進駐軍から返還された簡易寝台車マハネ29形(旧マハネ37←マハ47←マロネ37←マロネ37300)を荷物車に改造しカニ29形に編入した車両で、1958(昭和33)年に長野工で3両改造された。種車が旧マロネ37300形であるため側窓の上下寸法が小さく(上下寸法660mm)、台車は種車のTR71を使用している。

カニ29 22
カニ29 22(東シナ 京都駅、1959年12月

 写真:奥野利夫氏より提供

 <車両履歴>
  マロネ37333(1928年/新製)
    ↓
  マロネ37 34(1941年/改番)
    ↓
  マハ47 34 (1944年/改造)
    └→
 マハネ37 4(1950年/改造)
   ↓
 マハネ29 8(1953年/改番)
   ↓
 カニ29 22 (1958年/改造)
   
 スエ38 7 (1963年/改造)



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◆カニ38
 カニ38 1(旧マハネ29←マロネ37)
 進駐軍から返還された簡易寝台車マハネ29形(旧マハネ37←マハ47←マロネ37←マロネ37300)の台枠・台車等を利用して車体を新製した側総開き荷物車で、1959(昭和34)年に大井工で1両改造された。車体形状は同時期に製造されたナハ10系と同様の切妻形であるが、側面には2.3m幅の巻き上げ式シャッターが5カ所設けられており、室内配置は前位から順に荷物室、便所・貴重品室、車掌室となっている。積載荷重は14tで、台車は種車のTR71を再利用している。1969(昭和44)年にスエ38形へ改造され形式消滅した。

カニ38 1
側総開きシャッター付きの車体を載せた試作車.

カニ38 1(東シナ 京都駅、1964年 1月31日

 写真:奥野利夫氏より提供

 <車両履歴>
  マロネ37341(1929年/新製)
    ↓
  マロネ37 42(1941年/改番)
    ↓
  マハ47 42 (1945年/改造)
    └→
 マハネ37 24(1950年/改造)
   ↓
 マハネ29 12(1953年/改番)
   ↓
 カニ38 1  (1959年/改造)
   
 スエ38 1  (1969年/改造)



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◆マニ60、マニ61

SORRY 準備中につき、暫くお待ち下さい。

マニ60 245
マニ60 245(釧クシ
釧路客貨車区、1986年 9月10日

 <車両履歴>
  マニ60 245 (1954年/鋼体化
オエ61 21
オエ61 21(北オク
大宮操車場跡、1988年12月 4日

 <車両履歴>
  オハユニ61 119(1956年/鋼体化
    ↓
  マニ60 701  (1965年/改造)
    ↓
  オエ61 21   (1970年/改造)
オエ61 99
オエ61 99(札イワ
岩見沢第二機関区、1986年 9月15日

 <車両履歴>
  オハニ61 340 (1953年/鋼体化)
    ↓
  スユニ61 506 (1966年/改造)
    ↓
  マニ60 711  (1972年/改造)
    ↓
  オエ61 99  (19--年/改造)


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