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DE10 901
DE10 901  宮原客車区、1988年 3月27日
DE10形900番代(DE10 901)
 DE10形0番代の先行試作車(DE10 1〜4)に続いて製造された重入換用試作車で、1967(昭和42)年に日立製作所で1両製造された(当初DE10 5として登場予定であった)。客車用蒸気暖房装置(SG)搭載のDE10形0番代(DE10 1〜4)と同様の車体構造となっており、機関はDE10形0番代と同じDML61ZA(1250PS/1,500rpm)を搭載しているが、重入換用のため軸重が14tに変更されている(ほかのDE10形は13t)。SGが未搭載となっているため 2位側ボンネット内に死重を搭載しており、キャブ2位側の煙突カバーが省略されている。また、試験的に自動無線操縦装置(SLC)が取り付けられている(DE11形1000番代で実用化)。吹田第一(後に吹田)に新製配置され重入換用として使用されたが、JR移行直前の1987(昭和62)年に廃車となり区分消滅した。


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