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EF15 165
EF15 165(高二)  高崎第二機関区、1985年 4月 2日
EF15形(EF15 1〜202)
 戦後の輸送力不足を補うために旅客用EF58形と共通設計で製造された戦後初の貨物用電気機関車で、1947〜1958(昭和22〜33)年に202両製造された。電気部品や車体主台枠などはEF58形と共通部品となっているが、外観はEF10形以来の先台車1軸のデッキ付き箱形車体で、貨物用のため歯車比が4.15と大きく、砂箱の数が多くなっている。1951〜1952(昭和26〜27)年と1956〜1958(昭和31〜33)年に 奥羽本線福島〜米沢間と上越線水上〜石打間の勾配区間用として24両に電力回生ブレーキが取り付けられEF16形となった(後に10両はEF15形に復元)。ほかにも使用線区に合わせて 前照灯のシールドビーム2灯化、正面窓のHゴム化やエアーフィルターの改造などが施工された車両が多く、バラエティーに富んでいる。全国の主要直流電化区間の貨物列車で使用されたが、貨物列車の大幅削減によりJR移行直前の1987(昭和62)年までに1両を残して廃車となり、現在はJR西日本の158号機が宮原で動態保存されている。
 ※説明文作成にあたってはkobaneko さんの「思い出の日本国有鉄道」を参考にさせて頂きました。


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