今週の形式写真
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EF62 17
EF62 17(関)  舞阪駅、1986年10月26日
EF62形(EF62 1〜54)
 信越本線軽井沢〜長野間の電化と横川〜軽井沢間の新線開通に際して本務機用として製造された直流電気機関車で、1962〜1969(昭和37〜44)年に川崎車輌、汽車製造、東洋電機、東京芝浦電気で54両製造された。最急勾配66.7‰を有する横川〜軽井沢間では補機EF63形とともに協調運転を行い、上野〜長野間を直通で牽引できるとなっている。車体形状は試作車(EF62 1)と量産車(EF62 2〜54)に分けられ、屋根肩部分の小窓の有無やエアーフィルター形状が異なる(写真は量産車)。高崎・信越線や長野地区で長らく使用されたが、貨物列車の大幅削減により余剰機の約半数が下関に転属となり首都圏(汐留)〜下関間の荷物列車に1986(昭和61)年まで使用された。JR移行直前の1987(昭和62)年までにほとんどが廃車となり、6両がJR東日本に引き継がれ波動輸送用などで使用されたが、北陸新幹線の開通により 1999(平成11)年までに全車廃車となり形式消滅した。


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