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EF81 2
EF81 2(富機)  新津駅、1988年11月20日
EF81形0番代(EF81 1〜152)
 日本海側縦貫線の電化に際して全線を直通牽引するために新製された交流50/60Hz共用の交直両用電気機関車で、1968〜1979(昭和43〜54)年に日立製作所、三菱重工業、新三菱重工業で152両製造された。EF65形を基本に交流用の機器を追加した構造の交直両用電気機関車で、電気暖房用の電源装置、空転再粘着装置、ブレーキ増圧装置を装備し、客貨両用あらゆる列車を牽引できる性能を有している。主抵抗器は屋根上に配置されているが、高圧機器類は耐雪および塩害対策のため室内に搭載しており、パンタグラフは下枠交差形のPS22を車端寄りに搭載している。富山第二に新製配置され北陸本線で使用され、その後は大阪〜青森間の東海道・湖西・北陸・信越・白新・奥羽の各線の直通列車や、常磐線、水戸線や東北本線でも使用されている。1986〜1987(昭和61〜62)年に 14両が関門トンネル用EF30形の置換用として重連総括制御装置が装備されEF81形400番代に改造された。塗色は交直両用標準色の赤13号(ローズピンク)であったが、一部の車両はJR化後に交流用の赤2号、赤2号に星をデザインした寝台特急「北斗星」色や寝台特急「トワイライトエクスプレス」用のダークグリーンに黄帯などに塗色変更された。


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