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クハ183-151
クハ183-151(長モト  甲府駅、1992年12月23日
クハ183形150番代(クハ183-151, 152)
 1986(昭和61)年11月のダイヤ改正で不足する制御車(先頭車)を補うために489系交直流電車の付随車サハ489形0番代を奇数向き先頭車に改造した車両で、1986(昭和61)年に幡生車両所で2両改造された。改造では 後位側車端部(客席部分)を台枠ごと切断し、クハ481形1000番代仕様の非貫通形先頭部(新品)を接合している。運転室の奥行きがクハ182形などに比べて250mm長いため乗務員扉と前位出入扉との間が広くなっている。種車のコンプレッサー(C2000)を床下に搭載し、160kVAとやや容量の小さい電動発電機が床下に追加されている。方向幕は後位側の便所・洗面所部分から出入台横の客窓上部に移設さていたが、グレードアップ改造による客窓の大形化に伴い撤去された。松本に配属されて中央本線の特急「あずさ」「かいじ」などに使用されたが、2003(平成15)年に2両とも廃車となり区分消滅した。


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