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クハ780-1
クハ780-1(札サウ   旭川駅、1992年 5月 5日
クハ780形0番代(クハ780-1〜7)
 北海道向けの特急形781系交流電車(50Hz用)の量産車として登場したパンタグラフ付きの制御車(TAC)で、1980(昭和55)年に川崎重工業、日立製作所で7両製造された。基本設計は 先行投入されたクハ780形900番代に準じており、ユニットを組むモハ781形との機器分散化のため 床下に主変圧器や主整流器などの交流関係機器を装備し、屋根上には下枠交差形のパンタグラフ(PS102B)が搭載されているが、クハ780形900番代で採用されていた客室の非常窓が廃止されたほか、冷房装置の改良(AU78)、行先表示器・出入扉のHゴム廃止など一部が変更されている。当初は写真のように出入台が後位側1カ所であったが(定員64名)、後にクハ780-1〜6は運転台後部に出入台を増設して2扉化し、各出入台付近の座席を1人掛けシートに変更した(定員44名)。札幌に新製配置され 特急「いしかり」に使用され、その後は特急「ライラック」「ホワイトアロー」で使用されたが、現在は特急「ライラック」「すずらん」と快速「エアポート」で使用されている。


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