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クモハ211-2
クモハ211-2(海シン  名古屋駅、1988年 8月 6日
クモハ211形0番代(クモハ211-1, 2)
 中京地区の輸送改善用として増備された211系0番代の奇数向き制御電動車(Mc)で、1986(昭和61)年に川崎重工業で2両が製造された。先に登場したクハ211形0番代に制御装置、励磁装置などを搭載した構造の車両で、後位側にパンタグラフ(PS21)を1基装備している。冷房装置は集中形のAU75Gを搭載し、台車はボルスタレス方式のDT50Bを使用している。室内は東海道本線(東京口)用の0番代と同様にFRP製を用いたパケットタイプのセミクロシートとなっている(定員118名)。帯色は当初青22号と白3号のストライプであったが、211系5000番代が増備された1988(昭和63)年度に湘南色へ変更され、同時に自動連結装置が追加されてジャンパ栓が撤去された。1998(平成10)年に120km/h運転対応のためにブレーキの増圧対応工事が施され、横揺れ防止のためにヨーダンパーが追加された。神領に新製配置されて117系電車とともに「快速」などに使用されたが、その後大垣に転属して現在は浜松〜米原間の普通列車に使用されている。


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