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クモハ717-101
クモハ717-101(仙セン  平駅、1992年 3月15日
クモハ717形100番代(クモハ717-101〜105)
 常磐線用として老朽化した急行形453系交直流電車の機器を利用して車体更新した717系交流電車の制御電動車で、1986〜1988(昭和61〜63)年に郡山、小倉工で5両改造された。車体構造は2扉セミクロスシートの近郊形713系電車を基本としているが、室内設備は耐寒構造のため417系電車に準じたものとなっており、運転室後部と連結面側に雪切室が設置され、出入口両側には防風対策としてソデ仕切が設けられている。交流区間専用車のため、種車の回路を交流側に固定した構成に変更し、不要となる交直流切替器、交直転換器、直流避雷器を撤去した。冷房装置は種車のAU13Eを6台搭載(1台増設)しており、主電動機は120kWのMT54B、台車はDT32Bをそのまま使用している。同時に改造されたクモハ717形0番代とは主抵抗器、転換器箱などが異なる。717系0番代とともに仙台に配置され、3両を基本編成として主に常磐線水戸〜仙台間で使用されている。


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