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クロハ481-1029
クロハ481-1029(新ニイ  新津駅、2010年11月24日
クロハ481形1000番代(クロハ481-1001〜1030)
特急「たざわ」「はつかり」などの東北地区の特急列車へのグリーン車組み込み用としてクハ481形10001500番代を改造した半室グリーン車(Thsc)で、1986〜1989(昭和61〜平成元)年・1993(平成5)年に土崎工場および青森運転所で30両が改造された。改造では車体中央部付近に仕切りを設けて前位側をグリーン室に改造し、1,210mmピッチでリクライニングシートを設置している。特急「たざわ」用として1986(昭和61)年に秋田に配置されたクロハ481-1001〜1009はグリーン室を12名、普通室を44名としているが、1987(昭和62)年以降に「はつかり」「いなほ」用として落成したクロハ481-1010〜1030はグリーン室を16名、普通室を36名としている。また、編成への組み込み位置の関係で「たざわ」「いなほ」用のクロハ481-1001〜1009・1022〜1027は偶数向き、「はつかり」用のクロハ481-1010〜1021・1028〜1030は奇数向きとなっているが、青森駅基準ではいずれも青森方に揃えられている。秋田(後に南秋田へ改称)、南秋田、青森に配置され、特急「たざわ」「はつかり」「いなほ」などで使用され、1996(平成8)年に「いなほ」が上沼垂(後に新潟へ改称)へ移管されてからは「北越」などにも使用されるようになった(塗色を上沼垂色へ変更)。「はつかり」「いなほ」用車両のリニューアル工事により1996〜2001(平成8〜13)年にクロハ481形3000番代(12両)およびクハ481形3000番代(3両)へ改造され、「あいづライナー」「日光」用として2両がクハ481形1000番代へ改造された(2両とも元番号へ復帰)。現在は13両が新潟、秋田に在籍し、特急「いなほ」「北越」、快速「くびき野」や臨時急行「能登」などに使用されている(秋田所属車は2010年12月の特急「かもしか」廃止により定期運用から離脱)。新潟所属車の多くは写真(クロハ481-1029)のようにグリーン室部分の冷房装置2台をAU13EからAU112に交換している。


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