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マヤ40形(マヤ40 1) | |||
狩勝峠実験線(旧根室本線新内〜新得間)で各種実験を行うためにマロネ40形(旧マイネ40形)を改造した実験線用試験車で、1967(昭和42)年に大宮工で1両改造された。車両の走行安定性および脱線のメカニズムを究明するために、現地で被試験車と連結して被試験車の走行性能の諸数値を測定する試験車で、競合脱線の試験では機関車から開放され無人運転ができるようになっている。そのため地上基地から無線によりブレーキ操作や連結解放操作などができるようになっており、連結されている被試験車が脱線してもマヤ40形が脱線しないように自動連結器ナックルの下半分が削正されている。外観は種車時代とほとんど変化なく車体中央部分の屋根が切り抜かれている程度だが、室内は大きく改造され 無線装置、測定記録装置、電源用ディーゼル発電機などが設置されており、台車は種車のTR40Aを使用している。改造当初は帯広に配置され 後に八王子(鉄道技術研究所)に転属したが、JR移行直前の1987(昭和62)年に廃車となり形式消滅した。 |
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