今週の形式写真
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EF80 3
EF80 3(田)  取手駅、1974年 5月26日
 ※写真は「ボンネット特急の世界へようこそ」のクロ151さんより許可を得て掲載させて頂きました。
EF80形(EF80 1〜63)
 常磐線の電化に際して全線を直通牽引するために新製された交直両用電気機関車で、1962〜1966(昭和37〜41)年に日立製作所、三菱重工業、東京芝浦電気で63両製造された。1959(昭和34)年に製造された初の交直両用電気機関車ED46形(後のED92形)を基本に大形化し量産化した1台車1電動機付きの電気機関車で、ED46形の水銀整流器に代わって大容量のシリコン整流器を搭載している。車体形状は第1次量産車(EF80 1〜50)と第2次量産車のEF80 51〜63とに分けられ(写真は第1次量産車)、第2次量産車は車体側面の明かり窓の形状が変更され、台車の引張力伝達方式が変更されている。EF80 1〜30, 59〜63は旅客車牽引用として客車用電気暖房装置(EG)が装備されているが、EF80 31〜58は貨物専用のためEG未搭載機となっている。勝田、田端、内郷に新製配置され常磐、水戸線の客貨両用に使用されたが、EF81形の大量流入によりJR移行直前の1987(昭和62)年までに全車廃車となり形式消滅した。


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